2009年4月19日日曜日

新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか

 今日,「新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか」という新書を読み終えました.この本は,今年の初め頃に買ったものですが,ずっと読むことなく部屋に積んであったものを,先週の宇都宮出張のときに引っ張り出して,行きの電車の中で半分ほど読んで,昨日と今日で残りを読んだというわけです.
 タイトルからは,今の若者を批判する内容かと思うかもしれませんが,「失敗しないための採用・面接・育成」というサブタイトルのとおり,新卒新人採用に係わる人向けの本です.でも,反対の立場であるこれから就職活動する学生や,学生や新人を指導する立場の人にとっても,有益な情報が書かれています.文章も,決して主張を押し付けるようなものではなく,若者に対する筆者の思いやりが伝わってきます.
 読み終わって思うのは,人は日々の小さな仕事を積み重ねて成長する,ということです.就職活動の時だけがんばっても,ダメなんですね.目の前のことをきちんとこなしていくことが大事なのだということを再認識しました.
 私の研究室には,私が「森重文庫」と呼んでいる本棚があり,そこには私や卒業生が読み終わった良書(?)が収められています.この本も,明日あたり森重文庫の蔵書となるでしょう.もっと早く読んで,とっとと献本すればよかったですね.就職活動中の皆さん,今からでも読んだ方がいいですよ.

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