今日も精密工学会秋季大会で神戸大学です.朝9時からのオーガナイズドセッション「金型設計・生産技術(1)」の座長を務めた後,引き続き「金型設計・生産技術(2)」のセッションの発表を聞きました.合計6件の発表を聞いて最後に思ったことは,研究のレベルも様々だということです.やはり,興味深く聞くことができた発表は,きちんと研究しているという印象のある先生の関係者のものでした.知らず知らずのうちに,あの先生のところの発表は聞いておこう,ということなるわけですね.私の研究室の発表も,聞いておこうと思われるように,しっかりとした結果を出し,十分に準備された,よい発表をしていきたいと思いました.
12時から,11月に予定されている国際会議ASPEN2009の幹事会及びプログラム委員会に出席しました.私は,Abstruct集とProceedingsの作成の担当です.今日は準備した資料にもとづいて,費用とスケジュールの最終確認をさせてもらい,了承いただきました.後は,来週までに提出された論文を整理し,業者と作業を進めるだけです.10月初旬は,この仕事で忙しくなりそうです.
午後は,発表した学生会員のポスターセッションが行われ,初日に発表した私の研究室の学生も参加しました.初めてのポスターセッションなので,戸惑っているようでした.
ポスターセッションで大事なことは,まず,目立つポスターを作ること.フォントはゴシックにするべきでした.私のチェックも甘かった.あと,全面色をつけた方が目立つように感じました.
あと,ポスターセッションは,受身になってはいけないのです.待っていても,質問してくれません.まず,配布資料を用意して手当たりしだいに配る.その場で資料を見てくれるなど,興味を持ってくれそうに見えたら「説明させていただきますか?」と断ってから,説明を始める.最初の説明は長くなってはいけない.3分ぐらいが適当でしょう.ここで更に興味を持ってくれて,質問などが出るようだったら,しめたものです.用意したノートパソコンなどを使って詳しい説明をしてあげましょう.「俺の話を聞け!」 ぐらいのオーラを発散することが重要です.でも,最初からこんなに積極的はできないと思います.私も最初は出来ませんでした.やはり,自信を持って話せるように,しっかりと研究することが一番大事だと思います.そうすれば,話したくて話したくて,仕方ないという気持ちになるハズです.
参加したポスターの数は164ということで,最終日の午後にもかかわらず,大変な盛況でした.本当にたくさんの学生が,学会発表をしているということを実感しました.私の研究室の学生も,他大学の学生の様子を見て,いい経験になったと思います.
今回の学会は,これまでに経験のない大きなテーマで講演する機会をいただくなど,大きな問題について考えるよい機会になったと思います.来年の秋季大会は名古屋大学です.
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