2011年6月30日木曜日

【エッセンシャル版】 ドラッカー Part1

 読まずに積んであった週間ダイヤモンドのドラッカー特集「みんなのドラッカー」を,今月の頭にやっと読んだ⇒ m-shige's log: みんなのドラッカー と思っていたら,今月半ばに,またもやドラッカーの特集号 「【エッセンシャル版】ドラッカー」 が出てしまいました(笑).これも迷わず購入して,今度はすぐに読んでしまいました.そろそろネタ切れではないかと心配していましたが,今回の特集も面白かったです.特に興味深く読んだ記事を紹介していきたいと思います.

 まず,「Part 1 ドラッカーが語りかける」の最初の記事,ドラッカーから非営利組織論の薫陶を受けた愛弟子の方のエピソードの内容に,大変感銘を受けました.
 この愛弟子の方が博士課程に進むことをドラッカーに事後報告したときに「クレイジー!」と言われてしまい,その真意を尋ねたときの言葉.

「ギルドって知っているかい?靴のギルドというものもあって、それになるためには完璧に美しい靴を作るテストがある。博士論文なんてギルドになるために作る靴だね。左足のぶんしか作らないんだから、どんなに立派でも使い物にならない。そんなくだらないものはさっさと書いてしまいなさい。」

「ギルド」については,広辞苑第五版に以下のような解説があります.

ギルド【guild】
中世ヨーロッパの同業者組合。同業の発達を目的として成立。11世紀にまず商人ギルドができ、12世紀に手工業者ギルドが派生。都市の政治的経済的実権を把握、中世都市はギルドにより運営されたが、近代産業の勃興で16世紀以後衰退。

 愛弟子の方は,この言葉の意味を「博士号を取るだけでは、社会になんの貢献もしないのだから、それ自体を目的にするな」 ということだと理解されたようです.とても真摯な態度ですね.

 私も博士号については,まったく同じ考えを持っています.一般的に,研究者は学位を取ってからの活動期間の方が長いのです.学位を取るための活動は,ほとんどが自分のためだけの活動です.もちろん,学費を払っているわけですから,自分のことに専念する資格がある.しかし,学位を取ったことだけで満足してはいけません.数年間の学生生活で専門分野を極めることなど不可能なのです.むしろ,その後も研鑽を積み重ね,確立した専門性を社会に還元するように努めるべきだと思います.

 以上の意見は,あくまで一工学者の私見です.文系と理系でも異なると思いますし,学位に対する考え方も色々あると思いますので,あくまで私の個人的な意見として見ていただければ幸いです.

 その他にも,幾つか紹介したい記事がありますので,後日,投稿したいと思います.この特集号,オススメです!

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