2012年5月27日日曜日

天婦羅コースをカウンターで楽しむ

平成24年5月26日土曜日の夜,日比谷の日本料理の店で,天婦羅コースを楽しみました.私は,これまで天麩羅をカウンターで食べたことがありませんでした.今月の28日が私の誕生日ということで,妻がご馳走してくれることになったというわけです.
 沢蟹,海老,鮎,アスパラ,しんじょ,筍,きす,茄子,みょうが,穴子,舞茸,オクラなど,豊富な種類の天麩羅を楽しみました.塩と天つゆが用意してありましたが,私は天麩羅は塩で食べる派であります.素材の味が,しっかり味わえますから.ただ,匂いのある穴子だけは,大根たっぷりの天つゆで食べた方がよいと思いました.一番美味しかったのは,舞茸です.独特の香りといい,さくさくとした歯ごたえといい,絶品でした.
 料理長みたいな人と話したのですが,もともと天麩羅は,悪くなりそうになった魚をなんとか食べるために考えだされた料理方法だそうです.江戸の庶民の食べ物だったんです.きすとか穴子とか,江戸前の魚が出てくるあたりからも,そのような雰囲気を感じることができます.最後に,かき揚げを天丼にしてもらい,がっつりと食事を締めることができました.
 カウンターで食べると,料理する人の真剣味が伝わってきて,こちらも緊張します.揚げたての天麩羅を堪能することができて,大満足の食事会でした.一年に一度ぐらいは,カウンターで天麩羅を楽しみたいところです.

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