2013年1月19日土曜日

迷子の思い出

 今日の朝食の時,自分が迷子になったことが話題になりました.私と旅したことがある人はご存知かも知れませんが,私は道が不明な時はイケイケドンドン,とにかく行ってみよう!という人間です,こんな私ですから,子供の頃に迷子にならないハズはありません(笑) 案の定? まだ川崎市に住んでいた幼稚園児の頃,買い物に行った母を待ちきれずに家を出てしまい,迷子になったことがあります.当時,私は親のキビシイ躾の賜物で,自宅の住所を暗唱できるようになっていたハズなのですが,その訓練の成果を発揮することなく,ただ泣き叫ぶだけだったそうです.妻も幼児の頃に同じような経験をしていたらしく,お互いの恥を語り合いました(笑)

 お互いの迷子体験の,共通点がありました.それは,迷子になった私達を,見知らぬ人達が見つけて優しく保護し,警察に通報してくれたということです.私は,色々な人からもらったらしい大量のお菓子を抱え,妻は誰かからもらったらしい溶けたアイスクリームを握りしめて,親のもとに帰っていきました.小さな頃の記憶なので定かではありませんが,涙で曇る視界に,たくさんのお母さんが呼びかけてくれたことを覚えています.

 今,同じように泣き叫ぶ子供を見かけたら,大人達は同じように振舞ってくれるでしょうか? 知らない大人には関わらないように教わっている子供たち.なんだか,不安な気持ちになってしまいます.私は,変質者呼ばわりされることを恐れず,独りで泣いている子供には,声をかけたいと思います.私と同じ思い出を記憶してもらうために.

0 件のコメント: