2015年9月16日水曜日

日本機械学会 2015年度年次大会 最終日

 平成27年9月16日水曜日は,「日本機械学会 2015年度年次大会」 の最終日でした.先週の室蘭出張の反省を生かすことなく,今回の札幌出張も半袖しか持って来ていませんでした.朝は肌寒くて敗北を覚悟しましたが,午後は気温が上がってちょうどよくなったので,私の判定勝ちですね?(意味不明) それにしても,清々しいとしか言いようのない晴天でした.

 10時45分から始まった 「工作機械技術の最前線(1)」 のセッションで,「Haptic Deviceを用いた旋盤加工用インタフェースの開発 ―特殊工具による複雑加工への対応―」 という題目で発表を行いました.今年の3月に卒業したNKDさんの内容です.切削力の出力,3次元干渉への対応,工具データの汎用化,予想どおりの質問&コメントをいただきました.担当の学生と一緒に検討してみます.

 お昼は 「生協工学部食堂」 に進出して,大好物の 「肉じゃが」 を楽しみました.定番メニューのハズなのに,どうして電通大の生協食堂では 「肉じゃが」 を提供していないんだろう? 極めて遺憾です.「冷奴」 は大きくて,鰹節がドッサリかかっていました.「秋のバランス惣菜」 も,北大の方が美味しく感じたなあ… 他人の畑が青く見えるだけなんでしょうか?

 14時30分からの基調講演では,牧野フライス製作所の方が,航空機産業の世界動向と,自社の航空機向け5軸マシニングセンタについて講演されました.2030年までに,世界中で22,000機の需要が見込まれているということです.韓国を含めた各国の産学官プロジェクトの内容に驚かされました.日本は,大丈夫なのかなあ?(ひとごとではありませんが…) 資源のない日本は,加工のイノベーションでコストダウンを図るしかないとのこと.もちろん,私は自分の研究に邁進するしかありませんが,出来れば国内の産業に貢献したいところです.

 基調講演終了後,北海道大学を後にして,18時30分新千歳空港発のフライトで帰京しました.1泊の北海道出張でしたが,充実していました.来年の年次大会は九州大学ということなので,何か発表できるように進めておきたいと思います.

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