2018年6月2日土曜日

JSME RC279 第1回研究分科会

 平成30年6月1日金曜日は,「JSME RC279 第1回研究分科会」 に参加するために,「ヤンマー株式会社 エンジン事業本部・尼崎工場」 に行ってきました.
 新幹線の中で崎陽軒のシウマイ弁当を食べるつもりだったのですが,ちょうど入れ替えの時間帯みたいで品切れだったので「東海道新幹線弁当」なるものを試してみました.【関東】深川めし,【関東】穴子蒲焼,【東海】黒はんぺん,【東海】海老フライ・みそかつ,【関西】芋・たこ・南瓜の炊き合わせの詰め合わせといった感じでした.なかなかよかった.とてもとても.今後の弁当の候補にしたいと思います.

 13時30分より開始された分科会は,ます.主査のMTBR先生から挨拶と会の概要説明があり,続いて特機エンジン統括部の統括部長の方から大型ディーゼルエンジンの生産拠点である尼崎工場の紹介があった後,さっそく工場見学となりました.
 シリンダブロック,クランクシャフト,カムシャフト等の主要部品を工作機械で加工する「機械工程」から,「組立工程」,「艤装工程」,「運転工程」,「出荷工程」等の各工程を見学させていただきました.とにかく部品が大きかったですね.QRコードを活用したトレーサビリティ.「Life Cycle Value (LCV)」生涯価値の最大化.洗練された素晴らしい工場でした.最後に案内された資料館で,「ディーゼル」が人の名前だと初めて知りました.モリシゲ,半生の不覚...orz

 工場見学後,ラティス・テクノロジー株式会社・代表取締役 鳥谷浩志氏から「デジタルで創り、デジタルで流し、デジタルで見る ~スマートファクトリ構築のための3D デジタルツイン構想~」 という題目で話題提供がありました.正直,XVLは使ったことがなく,3D-CADデータのPDFぐらいの認識しかしていませんでしたが,私の勉強と認識の不足でした."CDD+1",Casual3D,3Dデジタルツイン.XVLについてサーベイしてみたいと思います.
 続いての話題提供としてヤンマー株式会社 ビジネスシステム部の専任部長の方が説明されたヤンマーにおけるXVLの取り組みは,ユーザーの立場からの事例紹介として大変参考になりました.3Dデータは,それを利用するユーザーとしては大変有用ですが,それを準備するための労力が課題だということを再認識させていただきました.その一方で,このような現場に対して,どのような設計を大学で教えればよいのか? 悩みはいっそう深まったような気がしています.ヘタレですいません.

 分科会終了後,同じ建屋の2階にある社員食堂で技術交流会となりました.とても充実した料理とお酒を楽しみながら,色々と情報交換することができました.やはり,新しいことは学外にあります.私はこの分科会の副査なのですが,資料の配布や交流会の受付等の些末なお手伝いしかできませんでした.とても遺憾だったので,もっと存在感を出せるように頑張りたいと思います.

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